蔵の掃除

今日は、今年最後の蔵。

いつも通り起きて
出かけるべく外に出ると、雪が積んでいる。

自転車では危ないので、軽トラで行った。
着くとすぐ、木村さんもやってきて二人で蔵に入る。

コーヒーを入れて飲んでいると
社長がやって来た。

今日の段取りを聞いて、私は「蒸し」の準備。

きのうに続いて、今日も
始めに火を入れて米かけに入った。

今日は、最後の米の仕込み。
520キロと多い。

コシキにかけていると
木村さんが、自分の仕事を済ませて、応援にきて手伝ってくれる。

私にしても
木村さんが来てくれると、とても心強くて何より安心感がある。

74年近く生きてきて
木村さんのような人にあったのは初めてだ。
とても良い人で、いつも何くれと気を遣ってくれる。
歳は45歳で、まさに働き盛り。

米が蒸し上がって、仕込みが終わると
後は使った物の洗い。
それが終わると「蔵の掃除」。

と言っても
汚れているわけではない。

二階と一階に別れて始める。
私は土間を掃く。広いのですぐには終わらない。

ないようでも
掃き集めると、幾ばくかのゴミが集まる。

後は、木村さんが過酸化水素の希釈液をかけて、
私がモップで拭いて終わり。

ここで昼前になった。
これで今年の蔵の仕事は、全て終わった。

社長から歳暮を頂いて、それを持って帰宅した。

冬用タイヤに履き替える

今日、蔵の仕事が
午前中に大方終ったので

午後は休みに、と社長に頼んだら
「まあ、なんとかなるかなー」と許可がでた。

29日(日)に山口まで走るので
乗用のバンも、冬用タイヤに履き替えたいと思って竜野まで行く。

10日ぶりの道なのに、新鮮な感じがする。

この感じは
と考えながら走っていくが、中々思い当たらない。
その内にひょっと感じた。

この10日間で、山の景色が変わっている。
木々が葉を落として
すっかり冬景色になっている。

何か充実した感じと
うら寂しい感じが入り混じった思いがする。

何時ものスタンドに着くと
何時も親切にしてくれる人が、何時もの笑顔で迎えてくれる。

タイヤの履き替えを頼んで、暫く休憩。

本を読んでいると眠くなったので
机に凭れて、5分ほどウトウトしたらすっきりした。

帰りは、三日月くらいから雨が降り出し
佐用に入った頃から、雪が混じってきた。

足回りを冬用にしたので、バッチリ安心だった。

酒蔵の餅つき

今日は田中酒蔵の餅つきの日。

私達も手伝う事になっている。

少し早く火を入れて
仕事が終った者から母屋に行って手伝う。

6時前に行った時には、もう火が入れてあり
麹(こうじ)の手を入れていたら
社長が
「もうそろそろ湯気が上がるので確認して」と言われて降りた。

まだ上がってはいなかったが
気配がしていたので、そのまま上がるまで待機する。

上がった頃
みんな降りてきたので
私と木村さんは朝ご飯を食べて、蒸し上がるまで待機、

蒸し上がって放冷機で仕込み終ると
片付けをする。

私は明日の分の米洗い。
520キロほどの米を洗う。  

木村さんと船曳さんは、餅つきに回った。

洗米が終った頃、木村さんが
「今、2臼終ったところ」と注進してくれる。

私も洗米の片付けを済ませて
餅つきに参加。

行くと、恵子さんが
「捏ね手が足りない」と言っているのが耳に入ったので
まずはコネる側に回る。

ここの餅つきは、始め4人で搗く。
餅が杵に付きだしたら、餅を返して又4人で搗く。
それを何回か繰り返した。

最後は一人で搗くが、この時、コネ手が要る。

全部で12臼。
今時、こんなに搗く家はそんなにないと思うが
田中酒蔵では、毎年杵搗きをする。

途中で、豆餅やあんころ餅が入り、
お相伴に預かりながら搗いていくが、搗きたての餅は抜群に美味しい。

終ったのが昼過ぎ。
私達の役目はそこまで。

何とも懐かしく、楽しいひと時でした。

酒蔵の釜場

酒造りは、ここから始まる。

もっとも
この前の行程も沢山あるが
一般的にはここから始まると私は思っている。

そこは釜場。
蔵の一角に大きな釜が据えてある。

直径150cmくらいある釜、
今は灯油で火を焚いているが、
昔はマキ、そして石炭、などで湯を沸かしていた。

その上に
それに合う大きなコシキを乗せて
米を入れて蒸すのです。

釜の周りには
それこそ沢山の道具がある。

一番大きな機械は保冷機、
その他、米を洗う洗米機、洗った米を漬ける大きな桶(カシオケ)という。
カシオケが2個、等々。

書けばキリがないほど、物があって
そこで米を蒸す。

火を入れて、30分位で湯気が上がり
それから1時間、じっくりと蒸し上げる。

そこが釜場で、私の仕事場です。

街燈の美しい町並み

今日から、朝6時出勤。
早くなった。
昨日は冬至で、6時前はまだ真っ暗。

旧因幡街道に入ると
街燈が点いている。

先年この道路を改装して
電柱もなくし、街燈だけにした。

その街燈も、昔の様式で風情があるものなので
町並みもすっきりし、美しくなった。

町並みに入ると、ずーーーっと先まで見通せる。
まだ誰もいない。

一瞬、違った町に来たのかと錯覚した。
実に美しい。

その街道に面して「武蔵に里」はある。

さあ、今日も作業開始だ。

階段の昇降

酒蔵は二階建てになっている。
天井が高い分、二階までの階段も高い。

階段は、15段あって
丈夫な木で出来ているが
上り下りする時には多少揺れる。

その階段
背の部分が空いて、下が見える。

風通しを良くするためだろうが
ゆれる階段で、下が見えるとこれは何とも足がすくむ。

私は庭師として
今でも十二尺の梯子の上で仕事をしているが
怖さを感じたことはない。

が、揺れる階段の
空いた隙間から見る土間は、怖く感じた。

今では、慣れてしまって
怖さは感じないが、
定年まで行っていた会社では

階段の上り下りには
必ず三点指示をすることになっていて
それが癖になっていたもので、

なおのこと怖さを感じたのかもしれない。

今でも
この階段を上り下りする時は
必ず、片手で手摺りを持っているから

完全には
怖さが抜けきっていないのかも知れない。

社長や木村さんは
普通の道路を歩く感じで、楽々と上り下りしている。

これをみても
私は、どうもバランスが悪いようだ。

悔しいが、原因はどうも(歳)にありそうです。

積もりかけの雪

今朝は
寒気が強く、ストーブを点けた。
外を見ると、田んぼは白くなっている。

気になる道路は
まだ積もっていないが、シャーベット状態。

自転車で行くことにした。
滑りやすいので、用心してスピードは出せない。

蔵に着いて
暫くして外に出ると
屋根には1cmほどの雪が積もっているが、地面は積もっていない。

降る雪の中に雨が混じっている。
こうなると積もらない。

次に出た時には、雨に変わっていた。
屋根の雪も消えている。

私がいる釜場は
屋根に明かり取りがあって
そこに、雪が積もると良く分かるが

今日は雪になったり、雨になったりで
積もることはなく過ぎた。

5時になって、帰る時には
ボタン雪が降っていて、かなり濡れてしまった。

今夜、積もらなければいいが。

高松から酒蔵見学

今日は
高松から、観光バスで酒蔵見学のお客さんが見えた。

皆、私と同じくらいか
それより年輩に見える方達である。

私達蔵人とは、話す術はないが
社長が案内をする。

蔵から船場、
そして釜場を、丁寧に説明している。

私も、いろいろな酒屋さんに行って
説明を聴いたが

記憶に残っているのは
大きなタンクと、船と呼ばれる絞り機、
そして、これまた大きな蒸釜、くらいで

説明の中身については
あんまり印象に残っていない。

今日の方達も多分、同じだと思うが...

私と木村さんが、外で、
来られた人達と、少しばかり出逢ったが

私達にも
「有難うございます」と言って行く人、
(見た見た)といった感じの満足そうな人、
 何も言わず足早に過ぎる人、
 無視してそのままいく人、等々々

ここにも人間模様が顕われている。

聞いていると
今日の方達は、一体に静かな方々だったようだ。

「大蛇」降ろし

酒蔵は頑丈に出来ている。

壁の厚さは30cmもあって
梁は、私でも抱えられない位大きな材木が使われている。

天井板は3cmくらいあって、丈夫である。
その上には、昔使っていたであろう道具が収納されているが
今も使っている大切な物がある。

私達はそれを「大蛇」と呼んでいる。

直径20cm、長さ30mくらいの
太くて長いエアホースのことで、

これは、保冷器からタンクまで蒸米を送る物で
いつもは蔵の天井裏にしまってあるのだが

それを降ろすのが一大事である。

以前は、私が天井裏に上がっていたが
今回は木村さんが上がった。

社長が「独りでは駄目だよ」と言われたが
私は
「木村さんなら大丈夫ですよ」
と言って見上げていたら、ロープが窓から降りてきた。

それを引っ張っていると
「大蛇」が顔を出してきたので、そろりそろりと降ろしていく。

最後にまたロープを掛けて
静かに下ろした。

外側を噴霧器で洗ってから、熱湯を掛けて消毒する。

中は、熱湯に浸した布を何回も通し
最後は過酸化水素で濡らした布を、これまた何回も通して完了。
それから機械にセットした。

さあ、これでいつでも使えるようになった。


蔵入り2日目

今日は朝から激しい雨。
歩いて出勤した。

もう、酒屋の上には湯気が立ち昇っている。

昨日仕掛けた米(コシキに入れて蒸す段取りをしたもの)を
今朝早く、社長が火を入れたものらしい。

蔵に入ると、社長と行き会った。
「取りは20分」と言われる。

ストーブに火を入れていると、木村さんがやってきた。
お湯が沸いたので、コーヒーを飲んでから

取り(蒸し上がった米を引き上げること)をする。
酒造りの仕事始め。

私が釜の中に入って
蒸し上がった米を掬って手桶に入れると、
他の人が、室(むろ=コウジを作る所)まで運ぶ。

全て終ると
使った物を洗い、他の人は室で手入れをする。
一段落すると休憩。

その後は、洗いごとをして次の作業の準備。

だんだんと身体が思い出してきて、慣れていくのが分かる。
面白いものです。

今朝蒸した米の一部は、「山廃仕込み」に使った。

今日から蔵人

古町に、古くからの造り酒屋がある。
「武蔵の里 田中酒造」。

国道沿いにあるショッピングアイの隣りで
まん前が郵便局。

その酒屋に、酒造りの手伝いを頼まれた。

毎年、頼んでいた平田さんが身体を壊して
暫くの間重いものが持てなくなったので、替わりに来てくれないかとのこと。

以前に5年程、私も蔵人(くらびと)で行っていたので
ピンチヒッターの矢が当たった。

今日がその初日。

蔵独特の匂いを嗅ぐと
懐かしくて、思わず立ち止まってしまう。

スタッフはまず社長、
それから木村さん、そして船曳さんと私の4人。

人物紹介は、おいおいにするとして

今日は、蔵洗いと洗米、
そして放冷機の据え付け。

仕事をしていくうちに、以前の記憶が蘇ってくる。

今日は、仕事をするというより
過去にタイムスリップした1日になった。

今年最後の庭仕事

姫路の庭仕事は昨日で終った。
が、こちらでもう一件、頼まれている所があった。

大原から少し下った五名(ごみょう)というところ。

この家の持ち主が
姫路の家のすぐ近くの方なのです。

庭は、内庭と外庭になっていて広い。

内庭には
大きなヒバと樫、金木犀があり、他にカイズカイブキがある。
そのほか、松や椿などがあって

外庭には
これも松や平戸つつじ、そして桐の芽立ちがある。

今回は、ここの施主である江見さんに
「この桐の芽立ちが何とかならないか」
と相談を受けていたので

切り株に穴を開けて
除草剤を入れることにした。

切って見ると
この桐の木、真ん中に穴が開いている。
そこに除草剤の原液を流し込んだ。

これで
枯れてくれるといいのだが。

今年は、切る端から
燃やしていく段取りで始めた。

すぐ裏が竹やぶで
そこに、切って捨てられた竹が沢山あるので
それを火源にして、切り枝を燃やしていく。

これがうまくいったか
5時前に終った時には、みんなキレイに燃え尽きていた。
これで今年の剪定仕事は全て終了。

あとは来年のことになった。

毎日のように時雨

このところ仕事が入って
朝暗いうちに大原を出て、暗くなって帰ってくるので
分からなかったが

ここ大原では、毎日時雨れているという。

今日は早く仕事が終ったので
明るいうちに帰ることが出来た。

近くをブラブラしていたら
買い物に行く知り合いの女性に会ったので
挨拶をして、四方山話をしたが

その方は
姫路では絶対見ることのない装束である。

頭に防空頭巾をかぶり
綿入り半纏を着て、長靴を履いている。
完璧な防寒対策。

聞くと
毎日昼過ぎには、時雨(しぐれ)が来ると言う。

私も、今日で剪定の仕事が終って
ここで冬籠りに入るのだが

でも、時雨はいやだなあ。

縮こまった松

今日は相方木村さんの、同僚の家。
以前一度だけ、行った所。

松が3本ある。
それを刈って欲しいとのこと。
以前行った時、次からは自分で刈るので教えて欲しいと云われ
そこそこのことを教えてあげた。

それから数年、
行って見ると、松が縮こまって
大原の隣の家の松みたいになっている。

一枝二枝剪定していると
相方が「うわー全然違う」と声を上げた。
多分この時、自分を否定された気になったのだと思ったが

言わなかった。

全てが終った時、施主さんに
「又、次もお願いします」と言われたので
自分の刈り方では、まだ上手くいかないと思った様子。

昼一寸過ぎに終わった。
今日刈った松が
のびのび元気になるように願って、帰って来た。

大人しくなっていた「トム」

バスツアーの明くる日は
剪定の仕事が入っていたので
大原を出る時、軽トラに梯子など積んで、姫路から出かける準備をしていた。

大原より1時間遅い出発で
それでも
早朝6時15分に出かけたが、何時もより早く着いた。

相方の木村さんも
行く先(西明石)が遠いので、早く出たのか早く着いた。

待ち合わせのセブンイレブンでは

先方より、美味しいコーヒーを販売しているので
それを飲みながら
作業の安全と進行について話し合う。

相方は前日から入っているので
その状況を話してくれる。

4本ある松が
いずれも弱っていると言う。

心配しながら出発。

着くと、一番に松を見に行く。
1本ある赤松はまだ小さいが、先端の3枝の色が黄色く変わって
見るからに弱弱しい。

他も全体が黄色くなっている。
私は、この現象は毛虫だと判断した。

刈り始めると、鋏にまで毛虫が付くのでまず間違いない。
剪定の後、丁寧に消毒をした。

この家には
よく啼く大きな黒い「トム」という犬がいる。

これまでは
私達が入ると、大きな声で一日中啼いていた。

ところが今回は、ワンとも言わない。

昼過ぎになって
挨拶代わりか、少し、ワン、ワン、啼いていたが
すぐに止めてしまった。

寄る年波で、吼えるのもしんどいらしい。

少し寂しい気がしたが
今年は、静かに仕事が出来ました。

富士山周遊  ②

朝起きると
一番に又、富士山を見る。

昨日と一緒。
窓いっぱいに富士山が見える。
ラッキー!

朝湯に入り、朝食を済ませてバスに乗ると
添乗員さんが開口一番、

「昨夜、富士山に雪が降って
 五合目までの道が、通行止めで行けなくなりました」と言う。

楽しみにしていたスバルラインも、五合目もこれでパア。

残念至極だが、仕方がない。
山中湖に行ったり、河口湖に戻ったりしながら時間を稼ぐ。

山中湖からの富士
                       河口湖畔で記念に

そして
1時間も早い昼食。
私は旅行に行くと、何時も朝ご飯が美味しくしっかり食べるので

遅れるのはいいが、早めは意に添わない。
しかし、食べないともったいないので出てくる物は全部食べる。
だから太る。

昼食後、印傳館に寄った時
女店員が
「鹿が少なくなって、鹿の皮を外国から輸入している」と言う。

「うちに来れば、鹿なら幾らでもいるよ」と冷やかしていたら
カミさんに叱られた。

そこで、大奮発して印傳の財布を買った。

買っていると
同じツアーのお客さんが
「この財布は使っていると、良くなりますよ。
 私も持っている」
と言って、出して見せてくれた。
見事な色艶になっている。

たが私は
良くならなくてもいいから
中身が増えて欲しいなーと思ったが、言わなかった。

1時頃、帰路に就く。
姫路まで7時間、渋滞も何もなく無事に着いた。

とにかく富士山、
何所でもかしこでもキレイに見えた。

カミさんも大満足。いい記念になりました。

富士山周遊 ①

カミさんの誕生祝いのバス旅行。

前の日、姫路で寝ていると
夜中に大きな雷が鳴った。
雨も激しかったので、姫路駅までタクシーで行く。

駅に着いたら、雨は止んだ。

バスは予定通り、7時に出発。
バスの席は、左の後ろから2番目、窓が大きくて視界は広い。

途中加古川に停まって、お客さんを乗せて
そこから高速道で富士山まで。

途中、雨が降り出したり止んだりの繰り返しだったが
静岡に着く頃にはすっかり止んでいた。

窓から富士山が見えると
近くのものの存在をかき消してしまうから、不思議です。

バスの窓の、右に左に見える富士山、
見事に良く見えると思っていると、瞬く間に雲に隠れたり、

そのたびに皆、歓声を上げたりガッカリしたり
まるで子供のようだ。

富士川楽座(道の駅とSAが一緒になった富士山眺望抜群の施設)、
朝霧高原、本栖湖、精進湖、西湖と回って
ロイヤルホテル河口湖に着いた。

部屋は4階で
窓からの眺めが、又格別。
窓いっぱいに、堂々と富士山が聳えている。

ホテルからの富士山
                   ホテルの部屋から眺めた富士

夕焼けに染まった富士山も、見事でした。

夕焼けの富士

自慢の庭園露天風呂が売りで

泉質も良く
湯温もぬるめで、気持ちよく入ることが出来た。

明日は五合目まで行く。
楽しみです。

気温の差

今日は、カミさんのウン10ウン回目の誕生日なので
お祝いに旅行をすることになった。

世界遺産になった富士山の周りを一巡りして
温泉に1泊のバスツアーで、早朝の出発。

朝が早いので
昨夜から姫路に帰っているが、間の悪いことに雨。
それも半端な降りではない。
夜中の3時に、大きな雷で目が覚めた。

外はかなり降っている。
高岡駅まで自転車で行く予定だったが
奮発して、タクシーで行くことにする。

そして
何気なく過ごしていたが、大原と違うことに気付いた。

暖かいのです。
まるで大原の春先の感じ。

大原では、起きると
綿入れの袢纏を羽織るが
ここでは下着を1枚少なくしているのに、さして寒くない。

この差、何とも言い難い。

この差が作物に表われて
姫路では作れても、大原では作れなくて
そして姫路よりも美味しいものが作れるのです。

距離にして60余キロ。
この差がこのような事になって
考えたら当然としても、何だか不思議です。

なた豆棚の手直し

春、なた豆を植えた時に棚を作った。

孟宗竹を割って珊にし
それを組み立てただけの簡単なもの。

その柵、なた豆が大きくなるに従って傾き出し、
その都度、突っ張りをして凌いできたが
現在、
何とも情けない状態になっていたので

今日は、なた豆のツルを取り除いて
傾きを直し

バラック(木切れ)で補強して
まずまず使える状態にした。

棚の下は
堆肥を入れる場所にしているが
その堆肥も大方は使って
少し残っていた堆肥を、タマネギの畝にかけてやった。

前に植えた2畝のタマネギに
カツカツ被せて、棚の下もきれいに片づいた。

今度、手が空いた時に又、
江見の農場に行って堆肥をいっぱいにしておこう。

これで、あとは
土を入れ替えてやったら
来年のなた豆作りの準備は終わる。

なた豆の問い合わせ

玉葱を植えていたら
いつも犬を散歩されているご婦人が、話しかけてこられた。

「なた豆の種を貰ったけど
 どう育てていいのか分からない」と。

私も2年目で、詳しくはないが
2年間で分かったことを話してあげた。

この方、
プランターで育てるとのこと。
(一寸無理かも)
と思ったが、そのことは言わず
「大き目のプランターがいいです」とだけ言って、

あと、芽出しの時の注意を話したが
さて、どこまで伝わっただろう。

私は見たことがないが
このように種が出回るところを見ると
この辺でも、ちょくちょく栽培されている様子。

負けずに来年も頑張りたい。

白菜の仮漬け

白菜の仮漬をする。
おくどさんには、まだ残り火があり
マキをくべると燃えてきた。

桶や重石、蓋を消毒して準備済みである。

以前は
こんなに入念に消毒をする事はなかったが

酒屋に行った時
使う物全ての消毒を、徹底しているのを見て
その後は、消毒をするようになった。

白菜は100キロ余り。
塩は、この辺の人に聞けば
80キロに6キロくらいと言われる。

私は100キロで、1、5キロ位しか使わない。
塩が少ない分
水上がりが悪いので、重石でカバーする。

今年は良く出来たと思っていたが
よく見ると巻きが弱い。
大きな玉でも3キロ、平均2、5キロくらいしかない。

その分割りやすく、四つに割るがキレイに割れる。
その切り口に、軽く塩を擦り込む。
そして
隙間のないようにぎっしり詰め込み、重石をして終わり。

4、5日経って
水が上がれば本漬けをする。

1週間ほどおけば食べられるが
本当に美味しくなるのは、醗酵が進んだ年明けからでしょう。

よろいがチラリ

国会で特定秘密保護法案が
強行可決された。

いたたまれない気になるが、どうしようもないのか。

この法案、
まさに戦陣に行くための準備のような気がする。

自民党、よろいを着ているが
先日、そのよろいがチラリと見えた。

石破幹事長がそれを出して見せた。

あまりに抗議が激しかったので
慌てて衣の下に隠そうとしたが、国民はみんな見てしまった。

権力は、よろいを着たこの人達が握っている。
この人たちが、刀を抜かないうちに退陣してもらいたい。

国の未来と見識がかかっている。

白菜漬の準備

今年は、気候のせいか
白菜の結球しないのが多い、とみんな困っている。

スーパーの野菜売り場も、値段がむちゃ高い。

私はといえば、これが
何年ぶりかと言うほどの出来で、

寒さが打ち続いているので
そろそろ漬物をと思い

今日、漬物桶と
重石に使う石の準備をした。

まず、おくどさんに火を入れて
湯を沸かして、庭に撒く。

3変わり目の湯で桶の消毒をして
次に沸いた湯で重石の消毒をして、準備は終わり。

これで明日、仮漬けができる。

今日も、朝のうち良く晴れているなあ、と思っていたら
昼頃から曇りだして、パラパラ降ってきた。

見ると、虹が
空いっぱいにかかっている。

黒谷の方から始まり、川向こうの家まで降りて
私の居る上がアーチ型になっている。

幸せな気分になった。今年もまだいいことがありそう。

岡山農機フェア2013

今日は
岡山県の農機フェアが
高松稲荷の駐車場で行われるので、参加した。

主催はJAグループで、
私はこれを楽しみに、毎年出来るだけ参加している。

今年も申し込んで参加。

ところが、うかつにも、出発時間を失念して
昨日、農協に聞きに行った。

ところが、
そこにいる職員誰もが、知らないのである。
やっと、係りの人に電話をして分かった。

その時の言い分
「係りの人に任せているので」

申し訳なさそうに言っていたが
任されている人の苦労がよく分かった。

さて今朝。
農協に行くと、浜夫先生と鈴木さんが来られ
後、神原さんがおられる。

暫くすると、大きな観光バスがやってきた。
(のとか観光)のバス。
二階建てのような階段を上がる。

見晴らしがよく、気持ちが良い。
2時間ほどで着いた。

参加している農機具店は変わらないが、
お客さんは少ない。
ここにも農業の衰退を感じた。

私は、一番に目的の砥石を買いに行った。
ところが、欲しかった一つ荒砥が売り切れている。

仕方なく、仕上げ砥石と、少し高いが万能砥石を買った。
重くて荷物になるので、バスまで運んで
又、会場に戻ったが

来た目的を済ますと、後は時間つぶし。
ぶらぶら、冷やかして過ごした。

それでも、久しぶりに楽しい一日になった。

うつむいて歩く子供

今日は姫路の家の隣の庭の剪定。

その家の
表の仕事が済んで、裏に回った。

塀の外が溝で、道路があって
そして小学校がある。

ちょうど子供達の退校の時間で
一斉下校らしく、並んで歩いている。

私は、子供の元気いっぱいな姿を見るのが好きで
何時も一寸の間見るが、

今日も見ていると
子供がみんな、うつむき加減で
黙って歩いている。

列の後ろに、先生が二人ついている。
まだ校庭の中なのでそうなのか、
先生がついているから、そうなのか

誰も、友達とも話さない。

ただ黙々と歩いている姿は
異様で、見ていて塞いだ気分になった。

子供の持つ明るさや
溌剌とした雰囲気が感じられなかったから。

今日
国会で強行可決された「秘密法」の
暗い世の中の始まりのような気さえした。

考え過ぎかなあ。

親切な隣の主人

剪定での話。

高砂の魚橋では、旧村で道が狭くて
車を停めるところがない。

すぐ近くにお寺があって
その前に2台ほど停めるスペースがあるが
そこは車が停まっている。

仕事にかかろうと
荷物を降ろしていると、父親と娘さんが出てこられた。

娘さんが出勤するので、お父さんが見送りの態。
あと、「ここに停めてもいいですよ」と言ってくださる。
「もう1台はそこに寄せて」と、とても親切。

これには少々訳があって

今日刈った庭には
大きなカイズカイブキが2本あるが
以前に入っていた庭師が、いいかげんな仕事ぶりで

1本は
道を通り越して隣の庭の上まで、
もう1本はすぐ隣の庭の上にはみ出し

肝心の木は、と言えば
枝が一つになってしまっていた。

刈り易いところだけ刈って、後は手を入れないから
こんなことになる。
その上、刈った枝はそのままで
それぞれのお宅が片付けていたと言う。

私達が入りだして
まず隣にはみ出している枝を切り詰め、
庭に落ちたゴミはキレイに片付けると、当たり前のことなのに
大変喜ばれて、今朝の親切につながったと思われる。

木が一塊(ひとかたまり)になっているのを
切り分けて、それぞれの玉にするため

始めの年は
見苦しい姿になったが、この頃やっと見栄えが良くなった。

そんな様子を見て
して下さるのだろうが、この親切は有難く嬉しい。

アライグマも出没

アライグマの出没、
いえ、ここ大原の話ではない。

今日行った姫路でのこと。

庭を手入れしていると
隣に畑を作っているおじさんが来られた。

このおじさん
私達が剪定に行くと、何時も話に来られる。

ここと、少し離れた所にも1箇所
畑を作っているそうで

その2箇所に、今夏スイカを作ったら
もうすぐ収穫と思った矢先に
2箇所共、スイカがなくなったり、割られたりした。

頭に来たが
どうしようもなかった、と。

その話を施主にしたところ、
少し遅れて
施主さんの畑も2個やられて
網を張ったら後は助かった、と言っておられた。

その方が
夜中の12時過ぎに、2階から見ていたら

犯人らしきものがきたので、懐中電灯で照らしながら行くと
逃げてしまったが

その後、檻に繋ったのを見ると
とても可愛かったそうで

その後は、市役所が持って帰ったので
どうなったかは分からない、とのことだった。

姫路にアライグマが出没していたとは、驚いた。

世の移り変わり

今日行った剪定先は
おばあさんの独り暮らしで、
家も大きいが、庭も広い。

主人が医者だったが、亡くなって
子供が出て行ってからは、ずーっと独り暮らし。

私達が入って5年になるが、
広い庭は全体を垣根で囲って、又、その中を
いくつかに仕切っている。

初めて行った時は、一角に畑をしておられたが
今は草むらになっている。

以前は、
刈り枝も、自分で処理されていたが
昨年からは、大きなものは持ち帰って欲しいという。

今日は、外から見えるところをキレイにして欲しい
ということで始めた。

松が2本あり
それに取り掛かったが、それも2時頃には終って
それからマキの剪定に回った。

中庭の山茶花など
荒れた木も沢山あるが、とりあえず終了。

以前は、畑もきちんと整理され
庭も、きれいに手入れがしてあって
気持ちの好い状態だったが...

今年は、とりあえず外から見える所だけで終った。

私の住んでいる古町も
高齢化で、里山が荒れているが

街中もだんだんと荒れ始めているようで
寂しいものだ。

こうして世の中は
少しずつ移り変わっていくのだろう。

暗い世の中になりそう

今、毎日のようにテレビが報じているのが、
特定秘密保護法案に関するニュース。

この山奥にいると
関係のない話のようだが、
人を信じることが出来なくなる世の中になりそうです。

沢山の弁護士や、ジャーナリスト、演劇人、
そしてマスコミも反対している。

それなのに
自民党、公明党、みんなの党は
何が何でも通す、と言ってあれこれ策動している。

その裏から見えてきた「アメリカの姿」。

日本は戦後
平和憲法に守られて、平和にのんびりと過ごしてこられた。

各種分野の先端で頑張っている方達は
今、まさに必死で戦っておられるが、
今まで
命のやり取りをしたことは、国としては一度もなかった、

これは大きい。

子供のころ、南京事件に関係した人から、話を聞いたことがある。
その方は、とっくに亡くなっておられるが
そのときはバリバリの働き手だった。

その方の云われるには、
兵達は、南京に攻め入ってすぐ、家々に押し入って

略奪を行い、女の人がいれば暴行し
それは、子供も年寄りも関係なくやった。

中国人は
家の中に穴を掘って倉庫にしているが
日本の兵隊が入っていくと、その中に隠れる者がいる。

「出て来い」と言っても出てこない時は
麦わらを詰めて火を掛ける、といったことをした、と話していた。

この話を聞いた時、
子供心にも、何と残酷なことだろう、と思った。

この話は
今まで誰にも一度もしたことはないが、
このところの世相というか、政情を見ていると
やたら、この時の話が思い出される。

今、アメリカでは
戦争帰りの若者に、精神的な病に罹っている人が多いという。

自衛隊の人達が
そんなことにならないように
何時までも平和な暮らしをしていきたいものだが。

庭木を切り詰める

今日は姫路で
抱き合わせの剪定仕事。

昼までは別所、昼からは安室。

昼までの所は
広い庭に、ゆっくりした間隔で植栽がされていて
作業がやりやすい。

奥さんが
好古学園(旧老人大学)の3年生。
張り切っている。
いろいろ話しかけてきて、楽しく仕事が出来た。

昼前には終わって
次の安室へ。
ここは今年、切り詰めて欲しいと言われる。

マキと、金木犀、松にコノテガシワ、
山茶花(さざんか)、伽羅木(きゃらぼく)がある。

低くして欲しいとの要望に

一番高い金木犀とコノテガシワは
頭を輪切りにするしかなく、そのように切り込んだ。

何とか格好をつけたが
どうも気持ちがしっくりしない。

何年か後には
それなりの庭になるのでしょうが。
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プロフィール

Author:松本直美
定年後、岡山・美作で農業を始めて18年。
米作りだけでなく、野菜や花、
果樹、造園についても書いていきます。
造園技能士一級の資格を持っています。

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